院長ブログ

2012年2月13日 月曜日

遅延型フードアレルギー

原因不明の体調不良、慢性の疲労感、発疹などでお悩みの方は多いと思います。このような症状の原因の一つとして、最近、遅延型フードアレルギーが関係しているということが分かってきました。遅延型フードアレルギーとは、まだ日本の医学の教科書には載ってない新しい概念です。気づかない間にフードアレルギーが起き、アレルギーの原因となる食物をとり続けることによって、細胞が慢性的な炎症を起こし、慢性の体調不良、疲労感、頭痛、発疹などの原因となるのです。

アレルギーにはⅠ型からⅣ型までの4種類があります。急性の蕁麻疹、喘息、アレルギー性鼻炎などは、IgE抗体が産生され、肥満細胞からヒスタミンなどの化学物質が放出されることによって生じるⅠ型(即時型)アレルギーです。国内で一般に行われているアレルギー検査は、このIgE抗体を検査するものです。

遅延型フードアレルギーとは、食物アレルゲンとIgG抗体が免疫複合体を形成することによって起こるⅢ型アレルギーにあたります。アレルギーの原因となる食物を摂取して、6時間から24時間後に症状が出現し、摂り続けると慢性の症状として経過しますので、即時型アレルギーに比べて原因を推測するのが困難です。遅延型アレルギーとは一般にⅣ型アレルギーのことを指しますが、遅れて起こるという意味で「即時型」に対して「遅延型」フードアレルギーという言葉が使われているようです。免疫組織が多い回腸が関係していると言われています。

遅延型フードアレルギー(食物に対するIgG抗体)の検査は、国内では行っていませんので、米国の専門機関に検査を依頼することになります。1~2ml採血して検査用紙に染み込ませるだけの簡単な検査です。96種類の食品に対するアレルギー(IgG抗体)の結果が、クラス0(低反応)~クラス6(強陽性)の棒グラフに印刷されて送られてきます。中等度以上の陽性反応が出た食物は、摂取制限が必要になり、クリニックで食事指導を行います。また、腸内環境を整えるためのサプリメントなども検討する必要があります。

原因不明の、慢性の体調不良・疲労感・発疹・頭痛などでお悩みの皆様、一度、遅延型フードアレルギー検査をされてみてはいかがでしょうか?ご興味がおありの方は、中島こうやクリニックまでお問い合わせ下さい。

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