院長ブログ

2016年5月24日 火曜日

インターフェロンフリーの時代へ -前編-

C型肝炎の治療効果(持続的ウイルス排除率)が90%を超える時代になりました。

今から27年前
1989年C型肝炎ウイルス(C100-3抗体)が発見され、
A型でもB型でもない肝炎(非A非B肝炎)であると
除外診断でしか診断できなかった肝炎が、
C型肝炎と診断できるようになりました。

C型肝炎ウイルスの抗体を測定し
C型肝炎ウイルス感染を証明できれば、
感染経路を特定することができ、
感染症としての予防法を考えることができます。

僕がC型肝炎の研究を始めたのは、
ちょうどこの頃でした。

非A非B肝炎は、輸血、麻薬注射、入れ墨などの、
血液によって感染することは分かっていましたが、
B型肝炎のように、母児感染があるのか、夫婦感染があるのか、
よく分かっていませんでした。

僕たちは、
ハイリスクグループ(Commercial Sex Workers・性病患者)と
C型肝炎ウイルス高侵淫地区における疫学調査を行い、
ハイリスクグループでの性行為感染は多いが(Am J Epidemiol 1992)、
夫婦感染の頻度は低く、母児感染の頻度も低いことを(JAMA 1995)、
明らかにしました。
おそらく、輸血や麻薬注射・入れ墨以外では、
過去の医療行為がC型肝炎の主な感染ルートであろうと............

感染症を撲滅させるためには、
感染経路を遮断しなければなりません。

血液製剤のC型肝炎ウイルス検査が始まり,
輸血によってC型肝炎ウイルスに感染する危険が減りました。

C型肝炎ウイルスは、B型肝炎と異なり、
ワクチンの開発は困難ですが、
キャリアー(持続感染者)の体内から
ウイルスを消滅させてしまうことができます。

C型肝炎の家族内感染の頻度は少ないため、
輸血を含む医療行為による新たな感染リスクがなくなり、
治療によって現在の感染者が治ってしまえば、
時代と共にC型肝炎はなくなってしまうはずです。

そのような状況下で、
C型肝炎ウイルスを消すことができる唯一の治療法である
インターフェロン治療が開始されました。

しかし、僕たちがC型肝炎の治療を始めた頃、
インターフェロン注射を行っても、
ウイルスの持続消失率はまだまだ低い値でした。

(後編へ続く)

(注) C型肝炎ウイルスが減ったという代替療法やサプリメントの宣伝が見受けられますが、ウイルスが一時的に減ってもあまり意味はありません。元から断たないとまた増えます。
C型肝炎の治療の目標は、あくまでも、ウイルスを完全に消滅させて、肝硬変、肝癌への道のりを断つことにあります。
治療終了24週後も、ウイルスが消失したままの場合に初めて、SVR(持続的ウイルス学的著効)と判定します。




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2016年5月13日 金曜日

日本抗加齢医学会総会で発表します

6月10日~12日にパシフィコ横浜で開催される
第16回日本抗加齢医学会総会で発表します。

エパデール(EPA1800mg)とロトリガ(EPA930mg+DHA750mg)が
血管内皮機能(FMD)に及ぼす効果の違いについて

検討しました。

スタチン(コレステロールを下げる薬)を単独で投与するより、
エパデール(EPA)を併用する方が心血管エベントの発症率が低い

という日本で行われた有名な大規模臨床試験(JELIS)があります。

今回の研究は、JELISの結果を踏まえて、
スタチンを投与中の患者に、
エパデール(EPA単独)またはロトリガ(EPA+DHA)を追加投与し、
血管内皮機能が改善するか、
両者の間で差が見られるか を検討したもので、
おそらく国内初の発表ではないかと思います。

心疾患と脳血管障害を合わせた血管の老化は、
死因の25% (癌につぐ第2位)
要介護の原因の23% (第1位)
を占めます。

血管が詰まり始める前の機能的変化の段階で、
血管老化を最も早くとらえることのできる検査が
血管内皮機能検査(FMD)
です。
保険適応です。

当院では、
血管内皮機能(FMD)脈波伝搬速度(PWV)頸動脈エコーにより、
血管の老化の評価を行っています。




 

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2016年5月 8日 日曜日

オゾン療法を始めます

いよいよオゾン療法を始めます。

これまで、オゾン療法の研究会に参加して
オゾン療法について勉強してきましたが、
なかなか取り入れる決心がつきませんでした。

設備投資に見合うだけの
患者様の満足が得られるかどうか、
今一つ確信が持てなかったからです。

3月に東京で開催された
第1回オゾン療法マスタートレーニングコースに参加して、
確信が持てました。
オゾン療法は、
感染症、動脈硬化、がんなどの疾患だけでなく、
アンチイジング(元気で長生き)にも
効果があると

オゾン療法は
ホルミシス効果を利用した酸化療法の一つであり、
からだにほどほどの酸化ストレスを与えることで
自分自身の抗酸化力を高める効果があります。

オゾン療法は
全身に酸素を行きわたらせるだけでなく、
酸素利用効率を高めることができます。
さまざまな疾患の原因となる
ミトコンドリアの老化を
補うことができるのです。

さっそく、赤坂AAクリニック 森吉臣 先生
(日本オゾン療法研究会 代表理事)を訪ね、
安全にできるオゾン療法の実際について、
細かい点まで学んできました。

オゾン療法が、
"元気で長生き"に結びつくかどうかは
これからの研究を待たないといけませんが、
少なくとも、
からだの抗酸化力、免疫力、パーフォーマンスを高めて
元気に生きていく
ためには、
とても有効な方法だと思います。






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2016年4月 1日 金曜日

飴?それとも 鞭?


子供に風邪をひかせないために、厚着をさせますか?
それとも薄着にさせますか?

草木は風雨にさらされながら生きています。
僕たち人間も同じです。
一生温室で過ごすことはできません。

十分な水と肥料と光を与えられれば、
草木は元気に育ちます。
元気に育っていれば
多少の気候の変動にも耐えられます。

でも想定外の環境の変化に遭遇したとき、
穏やかな環境の中すくすくと育ってきた草木は、
それに耐えることができるでしょうか?
もしかしたら、厳しい環境の中で
精一杯生き抜いてきた草木の方が、
かえって風雪に耐えることができるかもしれません。

仮に一生温室の中で暮らすことができたとして、
温室の中の草木は
厳しい環境を生き抜いてきた草木よりも
長生きできるのでしょうか?

ホルミシス効果という言葉を知っていますか?
ホルミシス効果とは、
からだに害を与えるものでも、
その程度によっては逆にからだを強くする効果があるという概念です。
ほどほどの放射線を浴びると抗酸化力がアップします。
ほどほどの酸化ストレスは抗酸化力をアップさせるのです。

健康のためにはからだの害になるものを除くことが大切ですが、
からだの害になるものに打ち勝つ力が必要です。
からだには鞭も必要なのです。

からだに必要なのは、飴でしょうか?それとも鞭でしょうか?

体温を上げると免疫力がアップします
一方で、体温が低い人は長生きだという有名な疫学データがあります。
抗酸化サプリは酸化ストレスを軽減させます。
しかし、それが必ずしも寿命を延ばすことにはつながりません。

飴ばかりでは長生きできないのです。
鞭も強すぎてはかえって体を傷つけてしまいます。
からだには、ほどほどの飴とほどほどの鞭が必要なのです

何がほどほどか、そこを研究するのが抗加齢医学です。
僕にはまだ答えが分かりません。

これからも答えを探していきます。


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2016年2月21日 日曜日

フグと水銀

和崎雄一郎先生と沼田光生先生が主催される「フグの会」、
別名「山口県最適化医療研究会」に参加しました。

今回が第2回めの開催で、宮澤賢史先生が、
「栄養療法の基礎と医科歯科連携による治療報告」
について講演されました。

歯の詰め物であるアマルガムから発生する水銀
腸内環境や栄養の吸収に影響を与え、
さまざまな不定愁訴の原因になる可能性があります。

アマルガムを除去することで、
慢性疲労を始めとするさまざまな不定愁訴が改善された例
について報告されました。

アマルガム除去を行う際は、
腸内環境の改善と、
患者と歯科医師の双方が水銀を暴露しないような
安全対策が必要です。

慢性疲労の治療とアマルガムの除去には、
医科と歯科の連携が必須です。

当院では、宮澤賢史先生主催の医科歯科連携診療普及協会を通して、
安全なアマルガム除去ができる歯科をご紹介いたします。

これからは、フグと言えば
フグ毒(テトロドトキシン)ではなく
アマルガム(水銀)のことを
思い浮かべそうです。



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2016年1月17日 日曜日

あなたの遺伝子の回数券!どれくらい残っていますか?

日本抗加齢医学会研修用講習会
アンチエイジングドックについての講演を行いました。
タイトルは、「アンチエイジングドックの現状と新しい加齢マーカー」です。

アンチエイジングドックは、
からだの老化度、
からだに足りないもの、
からだに害を与えているものを評価し、
健康長寿のためには何をすれば良いかを判断する根拠になるものです。
アンチエイジングドックの個々の検査については、別の機会にゆずるとして、
反響が多かったテロメア検査について述べたいと思います。

テロメアとは、染色体末端に位置する遺伝子(DNA)で、
細胞が分裂を繰り返すたびに短くなっていきます。
テロメアがある一定以上短くなると、
細胞は分裂できなくなります。
細胞が極限まで老化してしまった状態です。

テロメアは加齢と共に短くなる一方なので、
テロメアは遺伝子の回数券にたとえられます。
回数券を使い切ると、細胞には死が訪れます。

テロメアには、Gテールという尻尾の部分がありますが、
この部分は生活習慣によって伸びたり縮んだりして、病気の発症に関係します。

テロメアテストでは、
テロメア長によるテロメア年齢(遺伝子強度)と、
Gテール長によるテロメア疲労度(遺伝子疲労度)を
測定します。

当院ではテロメア検査を行っています。
テロメアが老化していたら、早めに生活習慣を見直さないと大変です。

あなたの遺伝子の回数券、調べてみませんか?



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2015年7月 4日 土曜日

1ヶ月150万円の薬を処方しました

ジェノタイプ2型のC型肝炎に対するインターフェロンフリー内服薬、
ソバルディが保険適応になりました。
僕にとっても患者様にとっても待ちに待ったC型肝炎療薬です。

でも、処方してみて驚きました。
何と1ボトル28日分で約150万円(1錠約6万円)になるそうです。
僕が医師になって1回に処方した中で最高額です。
肝炎医療費助成制度利用すると自己負担は最高2万円でおさまりますが、
残りの分が税金で支払われていることになります。

これまで100人以上の患者にインターフェロン治療を行ってきましたが、
何割かは入れ墨または麻薬注射の患者でした。
自業自得でC型肝炎になったのに、
なぜ税金で高い注射を使って
入れ墨や麻薬注射によるC型肝炎患者を助けないといけないのか.......
と思ったこともありました。
でも、このような患者がたくさんいたからC型肝炎治療が進歩し、
医療行為などの感染経路で感染した患者が救済されているのは紛れもない事実ですので、何とも言えません。

国は医療費削減のため、8割をジェネリック薬品にしようと対策を立てています。
高額で特殊な治療を必要とする病気が保険で治療できるようになる一方で、
今後、日常診療のさまざまな分野で医療費が削られていくと思われます。
予想される国民健康保険の破たんが現実になる日も遠くないかもしれません。
ギリシャのように.........

自分のからだを守るのは自分自身です。
僕たち個人が自覚して
健康に対する意識を高め、
運動や食事に気を付けて毎日を過ごしていけば、
生活習慣病や寝たきりにならずに、医療費も削減できるでしょう。

そのためにはどうしたら良いかを考え、実践するのが抗加齢医学です。
これからも、皆様といっしょに
元気で長生きする方法について学んでいきたいと思います。

元気だけど、生活ができないから長生きしたくない
という世の中にだけはなりませんように......
        



      2剤の内服のみで95%以上のウイルス消失率が認められています.

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2015年6月19日 金曜日

ケトジェニックって肉ジェニック?

ケトジェニック・ダイエットがブームです(もしかしてブームは過ぎた?)。

ケトジェニックダイエットとは、厳重な糖質制限を行い、
脂肪の代謝産物であるケトン体をエネルギー源として利用する食事療法です。
(当サイトのアンチエイジングダイエットのページを参照下さい)
当院ではケトジェニック・アドバイザーが2名誕生し、指導にあたっています。
僕もセミナーを受講しました。糖質制限の理論を学び、実践するためです。

でも、最近ちょっと気になることがあります。
ステーキを500g食べたとか、肉食を推進するコメントが目につくことです。
肉ばかり食べても太らないということと、
肉ばかり食べましょうということは、
全く違う次元の話です。

ステーキばかり食べていると、AGEが増え腸内細菌に悪影響を与えます。

蛋白質が糖と一緒に加熱されると、変性した蛋白質であるAGE(終末糖化産物)が作られます。この現象を糖化といいます。
AGEの蓄積は、動脈硬化、骨粗鬆症、アルツハイマー病、肌の老化などを引き起こし、癌の原因にもなります。

高温で加熱調理された肉料理は、AGEを蓄積させる料理の代表格です。
タンパク質を十分に摂るために肉を食べることは必要ですが、
ステーキや焼肉はできるだけ避け、
できれば蒸したり鍋にしたりして摂るようにしましょう。

また、ヒトは腸内細菌と共生をしており、
腸内細菌が僕たちの心身の健康状態を左右しています。
肉ばかり食べているといわゆる悪玉菌が増え、
動脈硬化やがんの原因になります。

ケトジェニック・ダイエットが、
肉だけダイエットになってしまわないか
ステーキ愛好会に変わってしまわないか
危惧しています。

タンパク質
ちょっと焦げればAGE
もっと焦げれば炭になる

 ....  お粗末でした(*^_^*)





山岸昌一「老ける食べ方 若返る食べ方」 p40 永岡書店

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2015年6月19日 金曜日

アンチエイジング医療に携わりたい看護師を募集しています

当院は、保険診療と自由診療と臨床研究を行うクリニックです。

超音波(心臓、血管、腹部、体表)、内視鏡(胃、大腸),動脈硬化(血圧脈波、血管内皮機能)、骨密度、体組成計、酸化ストレスなどの検査を行っており、
保険診療では、地域の核となる内科クリニックとして地域医療に貢献し、
自由診療では、アンチエイジング医療を求めて北部九州一円から患者様が集まっています。
研究成果は学会や論文で発表しています。

医師は院長1名のクリニックですが、
看護師,臨床検査技師,事務の優秀なスタッフたちが支えてくれています。
みんな,笑顔が自慢の勉強家です。

当院には、日本抗加齢医学会指導士2名、NR・サプリメントアドバイザー1名、ケトジェニックアドバイザー2名、オーソモレキュラー・ニュートリション・プロフェッショナル(認定ONP)1名のアンチエイジング関連資格者がいます(複数資格者あり)。
現在2名が抗加齢医学会指導士を目指して猛勉強(?)しています。

チームワークのとれた温かなクリニックです。
明るく向上心のある看護師を募集しています。





写真は恒例のクリニック旅行、抗加齢医学会総会(2014年大阪)です。
今年は7月にハウステンボスで抗加齢臨床検討会があります。
来年は横浜です。一緒に学び楽しみましょう!

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2015年5月14日 木曜日

日本抗加齢医学会総会シンポジウムで発表します

福岡で開催される第15回日本抗加齢医学会総会において、
シンポジウム4  「知って得するテストステロンアップデート」 のセッションで シンポジストとして発表をします。
演題名は、「テストステロン補充療法における唾液検査の有用性について」 です。

当院では,テストステロン筋肉注射 ( エナルモンデポー ) 、
テストステロンクリーム塗布 ( アンドロフォルテ ) 、
テストステロン軟膏塗布 ( グローミン軟膏 ) において、
唾液中ホルモンと血液中ホルモンがどう変動するかを研究してきました。

その一部は、日本性機能学会誌、統合内分泌マスタークラス、点滴療法研究会において発表しましたが、今回はその集大成といえるものです。
これまでこのような比較検討はなく、国内初の発表と思われます。

わが国でこれまで診断や治療の指標として用いられてきた遊離テストステロンが検査できなくなりました。

唾液検査には次のような利点があります。
① 生理活性のあるホルモンを検査することができる
② 侵襲がなく,いつどこででも検査でき,日内変動の経過観察に有用である
③ 筋肉注射でも経皮投与でも投与量に応じた結果が得られる

遊離テストステロンに代わる検査法の一つとして、唾液検査を推奨します。



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2015年3月30日 月曜日

オーソモレキュラー・ニュートリション・プロフェッショナル誕生

当院の職員が,分子整合栄養医学の栄養カウンセラー「オーソモレキュラー・ニュートリション・プロフェッショナル」(認定ONP)に認定されました.

1日7時間の講義を合計9回受講し,厳しい認定試験に合格して初めて授与される資格です.
蛋白質・糖質・脂質・ビタミン・ミネラルの代謝,消化吸収,血液検査値の栄養学的読み方,病態別の栄養学的アプロ-チ法,サプリメントの実際の処方例,カウンセリング技術などについて学びました.
溝口徹先生をはじめ,ご指導頂きました先生方には大変お世話になり,
ありがとうございました.

分子整合栄養医学(オーソモレキュラー栄養療法)とは,
栄養素と食事を改善することにより細胞の機能を高めて根本治療をめざす
心と体にやさしい治療法です.

オーソモレキュラー栄養療法指導のプロが誕生したことにより,
当院でにおけるアンチエイジング医療が
これまで以上に充実したものになることを願っています.

今回学んだことをこれからの栄養指導に生かし,
これからも皆様のアンチエイジングライフのお役に立てますように,
スタッフ一同,いっそうの努力をしてまいりたいと思います.



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2014年10月19日 日曜日

糖質制限いろいろ

糖質制限の賛成派と反対派、本屋の陳列棚には刺激的な言葉が並びます。

これまでの流れとしては,次のようになります。
1.以前より、ダイエットや糖尿病の治療法としては、カロリー制限脂質制限が主流であった。
2.カロリー制限や脂質制限よりも糖質制限の方が効果が早く、糖質摂りすぎによるさまざまな症状の改善効果もあるため、糖質制限が健康に良いという考えが広まってきた。さらに、糖質摂取そのものを罪悪視し、極端な糖質制限を主張する意見も生まれてきた。
3.安易な糖質制限がブームとして広まることに危機感を持ち、糖質制限の危険性を指摘しておかなければならないと考える医師たちが、黙っていられないと糖質制限反対の本を出すようになった。

これまでの歴史が示すように、まず常識を覆す意見(糖質制限派)が世間の注目を浴び、注目を浴びたが故にそれに反対する意見(糖質制限反対派)も注目を浴びているという構図です。出版社にとっては願ったり叶ったりの,アンチエイジング振り子現象です。

出版社としては、本を売るのが第一使命ですので,表題、ブックカバー、帯が、読者を引きつけるものでなくてはなりません。そのためには、当然過激な表現になってしまいます。

物事には良い面と悪い面があります。
アンチエイジングに関してはもさまざまな意見があり、これさえすれば絶対だというものはありません。
〇〇だけで〇〇できる....というような文句があればまず疑ってかかった方が良いでしょう。
糖質制限に関しても、何の目的で、どのような人に、どの程度の糖質制限を、どの位の期間行うかが問題となります。

さて、僕は、糖質制限の賛成派、それとも反対派でしょう?

今週中に、福岡アンチエイジングNAVIにアンチエイジングダイエットのページを公開しますのでご覧下さい。


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2014年9月29日 月曜日

80代からの挑戦ー人生のエベレストー

80歳でエベレスト登頂に成功された三浦雄一郎先生のご講演がありました。
日本Men's Health医学会の特別公演です。


三浦雄一郎先生は、プロスキーヤー、冒険家として世界的に有名ですが、
クラーク記念国際高等学校の校長としてもご活躍されています。



三浦雄一郎先生は、若い頃にプロスキーヤーとして数々の記録を打ち立てただけでなく、70歳を超えて、70歳、75歳、80歳と3回もエベレスト登頂に成功されました。

今回は、80歳エベレスト登頂にまつわる秘話を聞くことができました。

先生は、75歳登頂の翌年に骨盤と大腿骨を骨折するという大怪我を負われ、
80歳登頂の直前には2度にわたる不整脈のカテーテル治療を受けられました。
その結果、登頂に必要な体力を作る十分なトレーニングができませんでした。
骨折や心疾患のあとの筋力や体力の衰えは容易に想像がつきます。
普通の人ならここで心が折れてしまうところですが、
先生は、エベレスト登頂の夢を実現させるためにあらゆる努力を試みられました。

そして三浦先生を救ったのは、白澤卓二先生、日本Men's Health 医学会理事長の熊本悦明先生を始めとした抗加齢医学の専門家による医療スタッフでした。
熊本先生の指示により、2週間に1回テストステロン注射が開始されました。
エベレスト登山中も同行の医師によりテストステロン注射をされたとのことです。
テストステロン注射だけでなく、DHEAの内服も併用されました。


そうすると、筋力、体力だけでなく、頑張る気持ちも回復し、
むしろ十分なトレーニングをしていた時より体力が改善していたとのことでした。

三浦雄一郎先生は、標高8000mでのお茶会も実現されました。
50℃で水が沸騰し、酸素マスクを外すと酸素飽和度が35%に低下する
人類史上最高峰でのお茶会です。
あの時のお茶と羊羹のおいしさは、一生忘れられないとおっしゃっていました。

三浦雄一郎先生の挑戦の原動力は、飽くなき好奇心と夢を追い続ける心です。
85歳の挑戦、90歳の挑戦に向けて、すでに動き始めておられるようです。
いくつになっても、目標や生きがいを持ち、元気に明るく生きる姿勢が大切だということを改めて教えられました。

あなたにとって「人生のエベレスト」は何ですか?

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2014年9月10日 水曜日

ケトジェニックアドバイザー誕生

当院の日本抗加齢医学会指導士が日本ファンクショナルダイエット協会
ケトジェニックアドバイザーに認定されました。

日本ファンクショナルダイエット協会は、生活習慣病を防ぎ、天寿を全うするまで健康でいきいきとした毎日を送る方法を広め、食で日本を元気にすることを目的として設立されました(日本ファンクショナルダイエット協会ホームページより)。
理事長は、アンチエイジングに関する解りやすい解説でテレビでもお馴染みの
白澤卓二 順天堂大学加齢制御医学講座教授です。

ファンクショナル栄養学とは、
これまでの古典的栄養学のように栄養素の摂取量と排泄量から栄養素の過不足を想定するのではなく、
代謝の流れのなかで栄養の過不足を想定し、個々に合った適切なマネジメントを目指す次世代栄養学です。

ケトジェニックダイエットとは、
糖質を制限しケトン体をエネルギーとして利用することにより、単にやせるだけでなく、長寿遺伝子を活性化し、身体本来がもつ機能を目覚めさせる食事療法です。

当院は、アンチエイジングのための食事療法の一環としてケトジェニックダイエットを取り入れ、近日中にダイエット外来を開設する予定です。

抗加齢医学および内科学専門医の監督のもと、
日本抗加齢医学会指導士・ケトジェニックアドバイザーが指導を行う
ダイエット外来です。

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2014年7月27日 日曜日

第5回 抗加齢医学臨床検討会

第5回 抗加齢医学臨床検討会 夏合宿が終わりました。

今年は、宮島の由緒ある旅館「岩惣」で開催されました。
臨床現場で抗加齢医学を実践し、研究を行っている医療機関の医師たちが集まり、日本抗加齢医学会理事の先生を交え、親睦を深めながら、情報交換を行う研究会です。

僕は、「禁煙治療は酸化ストレスマーカー8-OHdGを改善させるか」という演題で発表しました。昨年は、「男性ホルモン補充療法における唾液検査の有用性」について発表し、発表内容の一部は論文として、日本性機能学会誌2014年第29巻1号に掲載されました。今回の発表内容についても、もう少し文献的考察を加えて論文にする予定です。

糖質制限食の是非、認知症の早期診断、テロメア・GTテイル・microRNAなど最新の検査に関する情報、顎口腔系のアンチエイジング、サルコぺニアやプチメタボが女性の健康長寿に与える影響、血管内皮機能に関する検討、顔の縦横比とテストステロンとの関係、ライフスタイルが血漿ペントシジン値に与える影響など、盛りだくさんの内容でした。

圧巻は、渡邊昌先生「新統合医療学のスキーム」という演題でのご発表で、
「食・からだ・こころ・いのちの正四面体モデル」の提唱に始まり、
人間の存在とは何かを宇宙レベルで考えさせる、
医学や医療の分野を超えた哲学的なとても深い内容でした。

今回参加された先生方から たくさんのパワーをいただきました.
来年は当院が世話役で、福岡で開催されます。

これからも、日本抗加齢医学会認定施設の一員として、
アンチエイジング医療を実践するだけでなく、
アンチエイジングに貢献する臨床研究を行い、
自分自身のアンチエイジングも心がけていきたいと思います。







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2014年6月25日 水曜日

アンチエイジングドクターが勧めるケトジェニックダイエット

ケトジェニックダイエット(ケトジェニック食)による食事指導を始めました。

ケトジェニックダイエットとは、糖質を制限することにより、ブドウ糖ではなく、脂肪酸が分解されて生成されるケトン体をエネルギー源として利用する食事療法です。
ケトジェニックダイエットには、インスリンの過剰な分泌を防ぐことにより、メタボや動脈硬化を改善し、さらに長寿遺伝子を活性化する効果があります。また、食後の眠気を防ぐこともできます。何よりも魅力的なのは、面倒くさいカロリー計算をせずに、短期間で効果的に体重を減らすことができるという点です。

当院では以前より、糖尿病やメタボの治療の一環として、患者様に糖質制限、低GI食、食べる順番療法を勧めてきました。ケトジェニックダイエットは、糖質制限食をさらに進化させた、ケトン体をマーカーにして行う食事療法です。

ケトジェニックダイエットを行うにあたっては、糖質を制限するだけではなく、蛋白質、良質な脂質、ビタミン、ミネラルを十分に補う必要があります。また、AGEsが増えないような調理法にも配慮する必要があります。
白澤卓二先生、斎藤糧三先生が主催する日本ファンクショナルダイエット協会では、安全に効果的にケトジェニックダイエットを行うためのマニュアルを作成し、ケトジェニックダイエットを広めるためのケトジェニックアドバイザー養成講座を行っています。

当院の抗加齢医学会認定指導士もすでに前回の講座を受講し、資格取得のためのレポートを作成中です。僕も今回の講座に参加してきました。
当院では、これから本格的にケトジェニックダイエットに取り組み、ケトジェニックダイエットの効果と問題点を検討していく予定です。




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2014年5月 6日 火曜日

Let It Go

ディズニーのLet it go が大人気です。
最近、しばしばニュースに取り上げられ、社会現象になっているようです。

僕にしてみれば、Let itの次に来るのは、当然、be (Let it be:ビートルズ )かbleed(Let it bleed:ローリングストーンズ )に決まってますが、これからは、Let it......と言えばLet it goになってしまうのでしょうか.........?

Let it goは「ありのままで」、Let it beは「なるがままに」と訳されています。松たか子の歌詞を見る限りでは、Let it goの方が、自分を肯定して前に進もうという積極的な「ありのまま」のようです。
Let it go、Let it beとくれば、天才バカボンのパパの「これでいいのだ」も忘れてはなりません。Let it go や Let it be が自分の人生に対する肯定であるのに対し、これでいいのだは、世の中すべてに対する、もっと大きな肯定です。バカボンのパパが、Let it go のメロディーで、これで~♪ いいのだ~♪ と歌っている姿が目に浮かびます(^_^)♪

人生を肯定的にとらえること、すなわち「ポジティブ思考」は、「Happy people live longer」とともにアンチエイジングのキーワードの一つです。
同じ現実を、ポジティブに受け入れるか、ネガティブに受け入れるかが、「Happy」になれるかなれないかの分かれ目です。

ありのままを「ポジティブ」に受け入れることが大切です。
ポジティブに考えると、ありのまま以上の幸せが訪れるでしょう。

「ポジティブ思考」ができるかできないかは、生まれ持った遺伝子、育ってきた環境、栄養・有害物質の蓄積・腸内環境などが関係していると思われますが、ポジティブ思考を実践するにはスキルがあります。
最近出版された、書道家 武田双雲 氏による著書「ポジティブの教科書(主婦の友社)」には、具体的なスキルが分かりやすく書いてあり、お勧めです。

幸せになる3つの簡単な基本
1. 幸せを与えること。
2. 幸せであることに「気づくこと」。
3. 幸せな言葉を発し、幸せな態度をとること

人生を変える11の法則
① 感謝 ②とらえ方 ③人間関係 ④不安 ⑤苛々 ⑥行動 ⑦ヴィジョン ⑧言葉 ⑨気づく ⑩上機嫌 ⑪与える

ポジティブに考えようと言うのは簡単です。
どうすればポジティブに考えられるか、実際のスキルまで、提案、指導ができるようになりたいと思います。




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2014年3月31日 月曜日

グルタチオン点滴でパーキンソン病を治す

パーキンソン病でお悩みの皆様、点滴でパーキンソン病の症状が改善するのをご存じですか?

柳澤厚生先生の著書「グルタチオン点滴でパーキンソン病を治す」が出版されました。

柳澤先生は、点滴療法研究会会長、国際オーソモレキュラー学会会長で、高濃度ビタミンC点滴、キレーション療法、マイヤーズカクテル点滴などの点滴療法を日本に広められた先生です。僕も、点滴療法研究会で、柳澤先生からこれらの点滴療法について安全で具体的な投与方法を学びました。

グルタチオンは、アミノ酸の一種で、肝庇護薬、湿疹の治療薬、解毒薬として古くから用いられてきた、副作用のほとんどない保険適応のある注射薬です。
ただし、パーキンソン病に対しては保険適応になっていませんので、この治療法について知らない専門家が大部分です。

パーキンソン病の原因は、中脳の黒質におけるドーパミンの減少で、パーキンソン病に対するグルタチオンの作用機序は、次の2点と考えられています。
1. ドーパミンの感受性を高める。
2. 活性酸素を除去し、黒質でのドーパミン産生能を高める。

パーキンソン病のために手が震え、足がすくみ、思うように体を動かせなかった患者様が、グルタチオン点滴により劇的に症状が改善し、スムーズに動けるようになったビデオを見せられた先生たちは、皆、衝撃を受けています。

パーキンソン病の内服治療を受けているものの、思うように症状が改善しない方、一度グルタチオン点滴を試してみませんか?
当院でも、パーキンソン病に対するグルタチオン点滴を行っています。
お問い合わせをいただいた患者様には、先着5名様に限り、柳澤先生の著書を無料でお送りいたします。

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2014年3月 3日 月曜日

「ふくおか更年期障害NAVI」を公開しました


男性更年期障害および女性更年期障害の専門サイト

ふくおか更年期障害NAVI 
http://www.kounenki-fukuoka.jp/ 

やっと完成しました。

1月中には公開する予定でしたが、レイアウトの細かな校正に時間がかかり、
3月になってしました。
ライターとエディターの両方の仕事をしないといけなくて結構大変でした。

福岡アンチエイジングNAVIは、
アンチエイジング全般について述べたものですが、
ふくおか更年期障害NAVIは、
男性更年期障害、女性更年期障害、ナチュラルホルモン補充療法に的を絞り、
更年期障害の症状と具体的な治療法について、詳しく述べたものです。

このサイトが、
更年期障害でお悩みの皆様や、
ナチュラルホルモンに関心をお持ちの皆様の
お役に立てれば幸いです。

更年期は、人生折り返しのスタートラインです。
ライフスタイルを見直し、必要なナチュラルホルモンを補充し、
いつまでも若々しく元気な毎日を送りましょう。



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2014年2月17日 月曜日

自分自身の乳酸菌を育てて腸を健康に

福岡で藤田紘一郎先生の講演がありました。

日本で初めて国産ヨーグルトの製造販売を開始し、豆乳由来の乳酸菌生成エキスを販売しているB&S社の100周年記念講演会でした。

藤田先生は、寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学がご専門ですが、
最近では、腸に関する一般向けの書物をたくさん書いておられ、
著書のタイトル「脳はバカ、腸はかしこい」は、流行語にもなっています。

藤田先生のご講演をお聞きするのは初めてでしたが、話の面白さ、うまさに驚かされました。へたな落語を聞くより面白く、とても楽しいご講演でした。

腸は消化吸収の役目をするだけでなく、免疫や、脳内伝達物質の生成、ビタミンの生成にもかかわっています。
腸の機能が衰えると、免疫力が低下し、がんやアレルギーの原因になります。
腸の機能が衰えると、脳の健康を保つセロトニンやビタミンの合成がうまくいかず、うつ病や疲労の原因にもなります。

腸の機能に影響を与えるのは、腸内細菌です。
腸内細菌は、善玉菌と、悪玉菌と、善玉にも悪玉にもなりうる日和見菌に分けられます。
ストレスを減らし、善玉菌のエサになる食物繊維やオリゴ糖を十分に摂り、善玉菌を増やすような生活が大切です。

善玉菌である腸内の乳酸菌は個人個人で異なり、生まれた直後に腸に定着した同じ乳酸菌が、死ぬまで生き続けています。
したがって、外から乳酸菌を入れるのではなく、自分自身の「マイ乳酸菌」を増やすことが大切だとのお話でした。

乳酸菌生成エキスなどの菌体成分は、プロバイオティクス(生きた乳酸菌)とは異なり、「マイ乳酸菌」を増やす作用があるため、東京大学名誉教授の光岡知足名誉教授は、バイオジェニックスと定義しようと提唱されています。
九大第一内科の大先輩である藤野武彦名誉教授をはじめとして、多くの先生により乳酸菌生成エキスの研究が進められています。
当院でも乳酸菌生成エキスを扱っています。

腸を元気にして免疫力を高め、元気な毎日を送りましょう。

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2014年1月27日 月曜日

アドレナル・ファティーグ

本間良子先生、本間龍介先生によるアドレナル・ファティーグ総論セミナーに参加しました。

本間夫妻は、アドレナル・ファティーグの提唱者であるJames L Wilson博士に師事し、Wilson博士の著書を翻訳して日本に紹介された先生です。医者も知らないアドレナル・ファティーグというタイトルで、アンチエイジングに携わる医師の間ではよく知られている本です。昨年末には、しつこい疲れは副腎疲労が原因だった(祥伝社黄金文庫)という、アドレナルファティーグに関する著書を出版されました。

本間先生(夫妻)は,医学的な根拠だけではなく、ご自身がアドレナルファティーグで悩まれた体験をもとに治療にあたられており、患者様と向き合う真摯な姿勢が印象的でした。

私たちは、ストレスに出会うと、副腎から、抗ストレスホルモンであるコルチゾールやDHEAというホルモンが分泌され、ストレスに対処します。ストレスが過剰になると、コルチゾールの分泌が増えてDHEAの分泌が減ります。さらにストレスが続くと、コルチゾールまでも分泌できなくなり、慢性的な疲労・疲労感に陥ってしまいます。これをアドレナル・ファティーグ(副腎疲労症候群)といいます。ひどい場合は、ベッドから起き上がることもできなくなります。まじめでがんばりすぎの人がなりやすく、一般的な検査では異常が認められないため、いろいろな医療機関を受診しても診断がつかず、単なるなまけ病と言われたり、うつ病の薬を処方されたりすることも多いようです。

診断には、唾液検査を用い、1日4回唾液を採取して,コルチゾールとDHEAの変動を見ます。
治療は、生活習慣の改善、サプリメントによる腸の働きや栄養状態の改善、デトックスが主体になります。
具体的に治療法を決定するには、有害金属の検査(尿または毛髪)、遅延型フードアレルギー検査(血液)、有機酸検査(尿)などの検査が必要になります。これらの検査は、当院でも行っております。

九州でも、このような患者様に対応できますように、しっかりと勉強を続けていきたいと思います。

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2013年12月20日 金曜日

水素の話 (1)

今年もたくさんの学会やセミナーに参加しました。
一番印象に残ったのは、太田成男先生の水素についてのご講演です。

太田先生は、ミトコンドリア研究の第一人者として知られていますが、マスコミにもしばしば登場され、今では水素博士としての方が有名かもしれません。

太田先生は、2007年に世界で初めて
「水素が細胞内で抗酸化作用を発揮し、細胞を保護する」
ことを発見し、Nature Medicineに論文を発表されました。
その論文をきっかけに世界中で水素の医学研究が開始され、これまでに300以上の学術論文が発表されています。国内でも、約50の大学、研究所で水素の研究がなされています。

生体内における水素の働きの特徴は次の3点です。
1. 生体に必要な活性酸素は除去せず、最も有害なヒドロキシラジカルを選択的に除去する。
2. 生体膜を自由に通過し、水溶性領域、脂溶性領域にかかわらず、細胞のすみずみまで行き渡る。脳血液関門も通過する。
3.活性酸素を除去した後は水になり、無毒である。

水素の研究では、実験結果がよすぎて、研究の当事者でさえ、なかなか結果を信用できないことがあるそうです。
結果が良すぎたため、本当にその結果を発表して良いのか、何度も確かめたそうです。

太田先生のセミナーの内容、著書の内容を中心に、何回かに分けて、水素の話をしたいと思います。

当院でも、これから、水素の臨床研究を進めていこうと考えています。


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2013年12月 2日 月曜日

高感度迅速診断装置によるインフルエンザの早期診断

39度の発熱!もしかしてインフルエンザ?
でも、受診するにはまだ早すぎる?

インフルエンザの流行時期が近づいてきました。
インフルエンザかなと思って受診しても、
「熱が出て時間が経たないと、検査してもインフルエンザかどうか分かりません(陰性でもインフルエンザを否定できません)。もう少し時間が経ってから検査しましょう。」
と言われたことはありませんか?
実は僕もそう言っていました (-_-;) 昨年までは......。

でも、今年からはそう言わなくて済みそうです。心強い味方を手に入れたから。
それは、富士ドライケムIMMUNO AG1です。
テレビのCMで見た方も多いかもしれませんが、写真現像の銀増幅原理を応用することにより、検出感度が8~16倍に高まり,感染後間もないウイルス量が少ない時期でもインフルエンザウイルスを検出できるようになりました。
これまで、発症後8時間近く経たないと診断がつかなかったのが、発症後4時間程度(早ければ2~3時間)でも診断できるようになりました(図)。

陽性であれば、最短3分30秒で診断がつきますが、陰性の場合、陰性と診断するまでに15分かかり、その間、次の検査ができないのが欠点です。
そこで、当院では、患者様をお待たせしないように, IMMUNO AG1を2台準備して検査にあたっています。

もう高熱を我慢しながら待つ必要はありません。
インフルエンザかなと思ったら、受診するのは、"今でしょ!"


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2013年11月27日 水曜日

輸血でHIV感染!プラセンタは大丈夫?

  検査をすり抜けた献血血液の輸血によるHIV感染者が発生しました。

  ウインドウ(感染後、検査で検出できるようになるまでの期間)の存在を考えれば、感染を100% 防ぐことが不可能であることは、感染症の専門家でなくても誰にでも分かることです。性善説に基づく問診で感染を完全に防げる訳がありません。1999年より導入されたNAT(核酸増幅)による検査により、すり抜けの確率は減少しましたが、輸血による感染を100% 防ぐことは不可能です。

  アンチエイジング医療、美容医療の世界でもてはやされているプラセンタ。
  効果は学問的にも証明されています。しかし、プラセンタは血液製剤の一種(特定生物由来製品)です。プラセンタ注射を受けた人は輸血をすることはできません。メーカーは、次の点から,プラセンタの安全性は保たれていると発表しています。
1.高圧蒸気滅菌によりウイルス・細菌は不活性化されている。
2.塩酸加水分解法により胎盤中のたんぱく質はアミノ酸に分解される。
3.胎盤提供者の渡航歴は厳しくチェックされている。

  いくら安全対策を施しても、人間の行為に100% はありえません。原発事故の直後、何重もの安全設計が施されているのでメルトダウンはありえないと専門家は言っていましたが,あの有様です。これまで安全だったからこれからも安全とは限りません。胎盤提供者が海外渡航歴を隠していたら、狂牛病(変異型クロイツフェルト・ヤコブ病)にかかる恐れがあります。ウインドウの問題だけでなく,製造過程での不具合や人為的ミスだって起こりえます。不都合な真実はメーカーが公表しないかもしれません。疑えばきりがありません。
  したがって、医師には有効性と安全性を十分に説明する義務があり、治療を受ける側は、それを理解し、納得した上で、治療を受ける必要があると思います。

  皆さん、きちんと説明してもらいましたか?

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2013年7月30日 火曜日

抗加齢医学会臨床データ報告会2013

 

  抗加齢医学会臨床データ報告会に出席してきました.抗加齢医学を実践している臨床医が集まって,症例や臨床研究の結果を検討し合うものです.今年は第4回で,神戸の六甲山ホテルで開催されました.僕は,「男性ホルモン補充療法における唾液検査の有用性について」という題で発表しました.国内で早くからこの分野のトップとして臨床に取り組んでおられる有名な先生から高いご評価をいただき,大変勇気づけられました.
  この会は,別名「合宿」で,みんなが同じホテルに泊まり,土曜日は,夕食をはさんで夜10時までディスカッションします.リラックスした服装で,和気藹々とした研究会ですが鋭い質問や意見が飛び交いました(なんと,僕は,みんなとビールやワインを飲んだ後の発表でした(^_^;)).この会の良い点は,アンチエイジングの臨床現場でがんばっておられるいろいろな先生との交流が深められることです.来年は広島,再来年は福岡で開催されます.
  一年後,皆さんと会える日を楽しみに,がんばっておられる皆さんの顔を思い浮かべながら,僕もがんばっていきたいと思います.
 

 

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2013年7月 7日 日曜日

みんなで抗加齢医学会に行ってきました

  横浜で開催された抗加齢医学会に行ってきました。当院では、勉強と親睦のために、毎年、職員みんなで抗加齢医学会に参加することにしています。しっかり勉強(観光)した後は、中華街でごちそうを食べてきました。横浜は夜景が綺麗です。来年は、大阪で開催されますが、ユニバーサルスタジオジャパンの一部を貸し切って、学会の親睦会が開催されると発表されました。楽しみです。今回は、行けなかったTさん、来年は絶対行こうね。再来年は、福岡で開催されるとのこと。職員旅行はどうなる ?(^_^;) 。

  寂しいことに、このメンバーのうち2人が、いっぺんに、遠くに、お嫁に行くことになりました。中島こうやクリニックでは、事務職員、看護師を募集してます。アットホームなクリニックです。アンチエイジングに興味がある方、笑顔に自信のある方、待ってます。                                                                

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2013年7月 3日 水曜日

もしかして男性更年期?

  男性の方で、40歳~50歳を過ぎた頃から、若い頃のように元気が出なくなった、疲れやすくなった、集中力がなくなった、なんとなく鬱っぽい......などの症状を自覚される方はいらっしゃいませんか?もしかすると、それは男性更年期障害かもしれません。

  ①疲労感、抑うつ、集中力低下、イライラなどの精神・心理症状、
  ②頭痛、めまい、発汗、睡眠障害などの身体症状、
  ③性欲低下、性機能低下などの性機能関連症状,
これらの症状は、この年代に特有の、職場や家庭でのストレス、身体的な衰え、ホルモンの加齢性低下などによって引き起こされるため、男性更年期障害と呼ばれています。女性だけでなく、男性にも更年期障害があるのです。

  男性更年期障害のなかでも、特に男性ホルモン(テストステロン)の加齢性低下によって引き起こされる症状をLOH症候群(加齢性性腺機能低下症)と呼びます。LOH症候群の診断は、自覚症状とフリーテストステロン値(8.5pg/ml未満)によってなされます。自覚症状の診断には、AMSスコアという問診票が用いられます。診断と治療方針決定のためには、フリーテストステロンだけでなく、性腺刺激ホルモン、甲状腺ホルモン、副腎皮質ホルモンなどのホルモンや、栄養状態を評価するための血液検査、前立腺癌の検査が必要です。また、うつ病との鑑別が重要です。

  もしかして男性更年期?と思われる方は、中島こうやクリニックまで。

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2013年2月11日 月曜日

スキー・スノボーに高濃度ビタミンC点滴

今年初めてのスノボーに行ってきました。行き先は,東京から新幹線で77分のガーラ湯沢です。ガーラ湯沢駅に着き、送っておいたボードとブーツとウエアーを宅配コーナーで受け取り、ロッカー室でスーツをスノボーウエアに着替えると、あとはロープウェイで標高1100mのゲレンデへ一直線です。なんと、新幹線のガーラ湯沢駅がそのままスキーハウス(更衣室、ロッカー、レンタルショップ、温泉施設)になっているのです。

スノボーを始めて16年になりますが、毎年、この時期の土曜日の午後に東京で開催される講演会に出席し、講演会のついでに、日曜日にスノボーに行くことにしています。実を言うとスノボーのついでの講演会です(^_^;)。 東京発6時台、ガーラ湯沢発16時台の新幹線を利用すると、6時間みっちり滑って、温泉でさっぱりした後、19時半の飛行機で福岡に帰ることができます。大都市にいながら、近くに便利なスキー場がある東京の人がうらやましい限りです。

さて、雪山というと紫外線が気になりますよね。紫外線は遺伝子に傷をつけ、日焼けやシミ、皮膚癌の原因になります。また、紫外線はコラーゲンを破壊し、シワの原因にもなります。ビタミンCには,抗酸化作用、コラーゲン・カルニチン・アドレナリンの合成促進作用がありますので、紫外線によるフリーラジカル対策、シミ・シワ対策,疲労回復に有効です。ちょっと贅沢ですが,雪山の紫外線対策に高濃度ビタミンC点滴はいかがでしょうか?ビタミンB群には疲労回復作用や皮膚粘膜の保護作用がありますので、ビタミンB群を加えた"マイヤーズカクテル風高濃度ビタミンC点滴"だとさらに効果的でしょう。もちろん僕もやっています。

頂上からは遠くの山々の雄大な雪景色を見ることができますが、この日はあいにく曇っていて、頂上からの風景を写真に納めることができませんでした。

初級者用のジャンプ台があり、転んでも痛くない雪質だったので、僕にも跳べました。








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2013年1月 6日 日曜日

日本抗加齢医学会認定医療施設に認定されました

日本抗加齢医学会認定医療施設に認定されました。
全国で28施設目(九州で2番目、内科では九州初)の認定施設です。

抗加齢医学(アンチエイジング医学)とは、加齢という生物学的プロセスに介入を行い、加齢に伴う動脈硬化や、がんのような加齢関連疾患の発症率を下げ、健康長寿をめざす予防医学とされています。分かりやすく言うと、元気で長生きするためにはどうすれば良いかを、理論的に研究し、実践する科学です。

当院では、どうすれば患者様が元気で長生きできるかを常に考えながら日常の診療に取り組むとともに、下記のようなアンチエイジング医療を行っています。

体内年齢を知り、自分のからだに足りないもの、害を与えているものを調べる。
1.アンチエイジングドック
2.酸化ストレス検査
3.遅延型フードアレルギー検査
4.毛髪ミネラル検査、尿中ミネラル検査

からだの機能を高め、元気で長生きするための具体的な方法を提案する。
1.栄養療法(サプリメント、オーソモレキュラー療法)
2.点滴療法(高濃度ビタミンC点滴療法、キレーション療法)
3.ホルモン補充療法

抗加齢医学は、学べば学ぶほど、奥の深い、楽しい学問です。
今年も、職員一同一生懸命勉強して、皆様の健康長寿のお役に立てるようがんばりたいと思います。


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2012年12月24日 月曜日

HAPPY XMAS

今年もあとわずかになりました。今年の一年はいかがでしたでしょうか?

僕にとって印象的だったのは、ロンドンオリンピックの開会式、閉会式でした。

4年前、北京オリンピックの閉会式で、ジミー・ページ(レッド・ツェッペリン)が真っ赤なロンドンバスに乗って登場した時の衝撃は忘れられません。髪の毛は真っ白でしたが、ギターを低く構えて Whole Lotta Loveを弾く姿は相変わらずかっこ良かった。

誰が登場するのだろうかとわくわくして見たロンドンオリンピック。でも目にしたのは、久しぶりに見るロックスターの変わり果てた姿でした。ますます頬が垂れ下がったポール•マッカートニー(ザ・ビートルズ)、すっかり二重あごになってしまったロジャー・テイラーとブライアン・メイ(クイーン)、腕は回すが飛び跳ねることのできないピート・タウンジェント(ザ・フー)...これが "マイ・ジェネレーション"なのかと思うと、あらためて加齢というものを考えさせられました。

僕たちは、見た目の老化から免れることはできません。肉体の老化も避けることはできません。加齢の洗礼を受けてしまったロックスターたち。シワは増えてもロックし続けるローリング・ストーンズ。100歳になっても現役でがんばっておられる日野原重明先生。アンチエイジングとは、結局は生き方なのかもしれません。

かつて、ザ・フーはマイジェネレーションで "年寄りになる前に死んでしまいたい"と歌っていましたが、12月18日で69歳になったキース・リチャーズ(ザ・ローリング・ストーンズ)は "車いすでもライブを続けたい"と言っています。前向きに生きていけば、80歳、100歳、120歳になっても、その年齢なりの生き甲斐、楽しみが生まれると思います。

前向きに生きて元気でかっこ良く歳をとりたいものです。
Happy People Live Longer!

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2012年11月10日 土曜日

心筋梗塞の再発予防にキレーションが有効

米国心臓病学会で発表されたTACT試験に関する速報が、日本キレーション治療普及協会と点滴療法研究会からメールで届きました。

TACT試験とは、米国国立衛生研究所(NIH)で2002年から2011年にかけて実施された研究で、キレーションが心筋梗塞の再発予防に有効であるかどうかを見たものです。虚血性心疾患の発作の既往がある患者1708名(134施設)を二重盲検法でキレーション治療群と対照群に振り分け、予後を比較したところ、死亡や重症心血管事象の頻度がキレーション群で統計学的に有意に低く(26.5% vs 30.0%)、特に、糖尿病患者では新たな心血管事象が34%減少したという結果でした。

これまでも、キレーションの有効性に関する論文は数多く出されていますが、TACT試験は二重盲検法による初の大規模臨床試験であり、Na-EDTAキレーションの虚血性心疾患に対する有効性を示す非常にインパクトがあるエビデンスだと思われます。キレーションに関わる皆が待ち望んでいた結果です。福岡アンチエイジングNAVIでも、TACT試験が進行中ですと記載していましたが、さっそく書き換えなければなりません。11月に第8回キレーション治療セミナーが開催されますが、会長の満尾正先生のコメントが楽しみです。

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2012年10月30日 火曜日

ビタミンD3と乳酸菌でインフルエンザの予防を

11月に入って急に寒くなり,インフルエンザ流行の季節が近づいてきたことが実感させられますが、インフルエンザの予防に効果があるサプリメントをご存じでしょうか?

アンチエイジングの世界で注目を集めているビタミンDですが、2010年に、ビタミンDがインフルエンザの予防に効果があるという論文が発表されました。インフルエンザの流行時期に、ビタミンD3を1200単位投与した生徒と投与しなかった生徒(偽薬を投与)を比較すると、ビタミンD3を投与しなかった生徒の18.6%(31/167)がインフルエンザにかかったのに対し、ビタミンD3を投与した群の罹患率は10.8%(18/167)で、ビタミンD3投与群のインフルエンザ罹患率は統計学的に有意に低かったというものです。

もう一つは、佐賀県有田町で実施された研究で、保育園、幼稚園、小中学校の生徒および職員(16校2468名)に、2010年9月から1073R-1乳酸菌を使用したヨーグルトを摂り続けてもらったところ、2010年12月24日までに、佐賀県内で16件の学級閉鎖が発生したのに対し、有田町では小学生3名と中学生2名がインフルエンザに感染しただけで、学級閉鎖はゼロだったというものです。腸内細菌は免疫に関与しており,乳酸菌の作用により腸内細菌が増えると、ウイルスを殺す働きのあるNK細胞が活性化するためと考えられています。

受験や大切な仕事などで絶対にインフルエンザにかかれない方は、ビタミンD3と乳酸菌(腸の免疫を高めるプロバイオティクス)を試されてはいかがでしょうか?もちろん、ウイルスに負けない免疫力をつけるには、栄養、休養、運動、ごきげんが基本で、ワクチンが有効なのは、言うまでもありません。

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2012年2月13日 月曜日

遅延型フードアレルギー

原因不明の体調不良、慢性の疲労感、発疹などでお悩みの方は多いと思います。このような症状の原因の一つとして、最近、遅延型フードアレルギーが関係しているということが分かってきました。遅延型フードアレルギーとは、まだ日本の医学の教科書には載ってない新しい概念です。気づかない間にフードアレルギーが起き、アレルギーの原因となる食物をとり続けることによって、細胞が慢性的な炎症を起こし、慢性の体調不良、疲労感、頭痛、発疹などの原因となるのです。

アレルギーにはⅠ型からⅣ型までの4種類があります。急性の蕁麻疹、喘息、アレルギー性鼻炎などは、IgE抗体が産生され、肥満細胞からヒスタミンなどの化学物質が放出されることによって生じるⅠ型(即時型)アレルギーです。国内で一般に行われているアレルギー検査は、このIgE抗体を検査するものです。

遅延型フードアレルギーとは、食物アレルゲンとIgG抗体が免疫複合体を形成することによって起こるⅢ型アレルギーにあたります。アレルギーの原因となる食物を摂取して、6時間から24時間後に症状が出現し、摂り続けると慢性の症状として経過しますので、即時型アレルギーに比べて原因を推測するのが困難です。遅延型アレルギーとは一般にⅣ型アレルギーのことを指しますが、遅れて起こるという意味で「即時型」に対して「遅延型」フードアレルギーという言葉が使われているようです。免疫組織が多い回腸が関係していると言われています。

遅延型フードアレルギー(食物に対するIgG抗体)の検査は、国内では行っていませんので、米国の専門機関に検査を依頼することになります。1~2ml採血して検査用紙に染み込ませるだけの簡単な検査です。96種類の食品に対するアレルギー(IgG抗体)の結果が、クラス0(低反応)~クラス6(強陽性)の棒グラフに印刷されて送られてきます。中等度以上の陽性反応が出た食物は、摂取制限が必要になり、クリニックで食事指導を行います。また、腸内環境を整えるためのサプリメントなども検討する必要があります。

原因不明の、慢性の体調不良・疲労感・発疹・頭痛などでお悩みの皆様、一度、遅延型フードアレルギー検査をされてみてはいかがでしょうか?ご興味がおありの方は、中島こうやクリニックまでお問い合わせ下さい。

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2011年12月 1日 木曜日

本当に意志の強い奴はタバコをやめない

立川談志師匠が亡くなりました.1997年に食道癌の摘出手術を受け,2008年には喉頭癌を発症.放射線治療などで沈静化しましたが,2010年に再発.声帯摘出を勧められましたが,プライドが許さないと拒否し,2011年3月まで高座に立ち続けました.その後,病状悪化して気管切開を受け(声を出せなくなり),最後は入院と自宅療養の生活だったとのことです.

談志師匠は数々の逸話を残していますが,印象に残っているのは,1997年,食道癌の報告会見を,たばこを吹かしながら行なったことです.本当に意志の強い奴はタバコをやめないとの談志語録を残しています.タバコをやめるかやめないかは,最終的には,個人の生き方,価値観,美学の問題なので,医師としてはそれ以上立ち入ることはできませんし,彼の生き方は確かにカッコイイと思います.

しかし,多くの人はそうはいきません.私の知っている患者さんのほとんどは,肺がんや心筋梗塞の手術を受けた後,タバコをやめられています.みんな意思が弱いから,大病を患った後にはタバコをやめることができるのでしょうか?このような患者さんに接するたびに,結局禁煙することができるのなら,なぜ早く禁煙できなかったのかと思います.そして,患者さんの喫煙をやめさせられなかったことを,医師として反省させられます.

当院ではチャンピックスという内服薬による禁煙療法を行なっていますが,3か月後の治療終了時には,大部分の人が禁煙に成功しています.しかし,せっかく禁煙に成功しても,何か月かして,再びタバコを吸い始める人が多いことも事実です.喫煙はニコチン依存症なので,麻薬と同じです.一本でも手にすると,またずるずると喫煙の世界に戻ってしまいます.患者さんには,口酸っぱく麻薬と同じだと説明していますが,なかなかそこまで重大事としては考えられないようです.病気になって初めて禁煙できるのは,もともとそこまで喫煙を続ける覚悟がなかった意志の弱い人間だからなのでしょうか?

桂歌丸師匠が告白していましたが,談志師匠は本当はほとんどタバコを吸っていなかったとのことです.がんになった後も,最期まで立川談志を演じきっていたのでしょう.彼もやはり意思の弱い人間だったのでしょうか?

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2011年10月14日 金曜日

アンチエイジング専門サイトを立ち上げました。

11月1日

皆様、こんにちは。中島こうやクリニック院長の中島孝哉です。

このたび、皆様にもっとアンチエイジング医療について知っていただきたいと思い、アンチエイジングの専門サイトを立ち上げさせていただきました。アンチエイジングで検索を行うと、美容整形や化粧品の宣伝ばかりで、なかなか本当の意味でのアンチエイジングのサイトに出会うことができません。アンチエイジング医学(抗加齢医学)とは、健康長寿をめざすにはどうすれば良いかを研究し、実践する学問です。

見た目のアンチエイジングも大切だと思いますが、本当の若さとは、健康な心と体から生み出されるものだと思います。神経、血管、筋肉、骨、ホルモンの若さをバランスよく保つことが重要です。何歳から始めても遅くはありません。ライフスタイルを見直し、心と体をいつまでも若々しく元気に保ちましょう。福岡アンチエイジングNAVIが皆様のアンチエイジングライフのお役にたち、皆様が健康長寿を達成されることをお祈りいたします。

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院内風景

博多駅から10分、JR新幹線博多南駅前の日本抗加齢医学会認定医療施設、中島こうやクリニックです。このたび皆様にもっとアンチエイジング医療について知っていただきたいと思い、アンチエイジングの専門サイトを立ち上げさせていただきました。アンチエイジングのために何か始めたいとお考えの方は一度ご来院ください。

福岡アンチエイジングNAVI 監修:中島こうやクリニック ご予約お問合せはコチラ 092-954-1611 [診療時間] 9:00~12:30 14:00~19:00 ※水曜日と土曜日は13時までの診療となります。
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診療時間
  9:00~12:30
14:00~19:00

※水曜日・土曜日は13時までの診療となります

※水曜日の午後は自費で予約の方のみの診療となります

  • ホルモン補充療法
  • キレーション療法
  • 高濃度ビタミンC点滴療法
  • マイヤーズ・カクテル点滴療法
  • アンチエイジングダイエット


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博多南駅前医療ビル2F

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